謹賀新年
TV三昧でだらだらと正月を過ごした3号です。
今回は弊社の年賀状について。
お付き合いのある方は、もう見られていると思いますが、 今年は、牛若丸でした。
「カッコイイ」「よくわからん」「渋い」「面白い」「何これ?」
「くじが無い」「変なサイズ」など 毎年様々なご意見をいただきます。
そこで、ここに至るまでの経緯をお話します。
12月になり、「そろそろ年賀状を作らないとまずい」 という雰囲気になると、
たたき台を数案作ります。
今年でいうと、レイアウト違いで7案。
これを社内投票で絞っていきます。
決定したものは、紙の質や色、刷色の選定、全体のバランス等を再度調整し、
印刷屋さんへ入稿します。
下の写真は、裏面の写真をモノクロ、ダブルトーン、部分着色の
どれがいいかを決めているところでです。
という感じで、年賀状一枚に対してですが、意外と手間がかかっています。
そして、当然選ばれなかったボツが出ます。
ボツ案は、12年後にもう一度使おうと毎回思うのですが、
実際は、新しいものを作ってしまいます。
その時の自分の感覚や好みも影響していると思いますが
いつ見ても「いいやん!」という普遍的なデザインを目指して
これからも精進していきたいと思います。
もうひとつのライフワーク
いよいよ激動の2020年も年の瀬が迫ってきました。こんにちは、ボウニンゲン2号です。
これまでは、小生の大学時代の遺産とも言うべき、8ミリフィルム映画のデジタル化について話してきました。この分量だけでも結構なものがあり、老後の時間つぶしには十分なのですが、実はその大学時代より更にさかのぼること数年、高校時代の遺産もまた存在したりするのです。
80年代当時。
スマホ?携帯電話?・・・いやいや、インターネット? 家庭用ビデオカメラ?・・・なにそれ?という時代。そもそもテレビ番組を録画するビデオデッキですらまだ十分には普及していませんでした。パソコンといっても富士通のPC8801くらいのもので、言語はBASIC。動く映像を作るにはフィルムしかなく、情報はもっぱら新聞や雑誌から。
そんな時代とはいえ、自主制作の映像というものはそれなりに作られていました。
そこに「ヤマト」「ガンダム」を中心としたアニメブーム。
なれば自主制作のアニメーションというものが作られていくのは必然の流れでした。8ミリフィルムとコマ撮りアニメーションの親和性がいいこともあり、むしろビデオよりも作りやすかったわけです。
NHKの若者向け番組(笑)「YOU」で、自主制作アニメの特集が組まれたり(ゲストが手塚治虫と富野喜幸!)、アニメ雑誌でも全国の自主制作アニメが紹介されたりしていました。庵野秀明も参加していた大阪芸術大学を中心としたダイコンフィルムとか、東海大学の「うにくらげPart2」などなど、さらにご近所の筑紫野市にある筑紫高校でも作られている・・・などという情報をよくもまあ、手に入れていたものだと思います。
で、まあ、数人の友人たちと「自分たちも作ろうじゃないか」ということになって、やってるうちに手が足りなくなってきて、募集したらそれなりに人が集まってきて、放課後は皆でわいわいドタバタしながら作画作業。文化祭近くなったら、とりあえず出来てる分だけ撮影して、文化祭で「上映会するよ」と告知したら、視聴覚室に入りきれないほどの人が集まってしまったり。
そんな35年くらい前のフィルムもまだ手元にあるわけで、なれば、と、フィルムスキャン。
これでも映写機で写してビデオカメラで撮影した映像に比べればきれいなものです。まだ、処理もしてませんしね。
しかし、かの富野由悠季総監督は言いました。「実写映画と違ってアニメは素材さえ残っていれば新しい時代のフォーマットで作り直せる」と。
そして、あるじゃないですか。
なんとまあ、残っているわけですよ。捨てることも出来なかったわけでして。
これをスキャナーで取り込んで、
編集ソフトにぶち込めば。
絶句する綺麗さ。(これでも解像度下げて、GIF化してるので画質落としてます)
鉛筆やペンの質感も、マーカーの塗りむらまでも全て見える。
もうね、ハイビジョンどころか、4Kだろうが、8Kだろうが、可能なわけです(理論上)。
夢は広がるなあ・・・。
当時描いた動画はほとんど残ってるわけでして。
ざっと数千枚あります・・・。まさにライフワーク。
これだけでも、我が老後は充実したものになりそうです。
それでは皆さん、良いお年を。
土はすごい!!
お寒ぅございます!
夏より断然「冬」が好きな、ボウニンゲン1号なんですが・・・年々寒さに弱くなっておりまして、結構危険な領域に突入している予感があります。
基本、じ〜〜〜っとしているのが好きなインドア派(??)ではありますが・・
この寒さで益々休日は動かない。
なんと!!歩数計の数値が土曜日「362」日曜日「456」とさすがの1号も反省。
で、
前々から気にはなっていた「柑橘類」の収穫をいたしました!!!
(収穫作業も少し体を動かしますしねっ)
これは『木酢』
本来ピンポン球くらいの大きさで綺麗なグリーンでいただくんですけど・・・・・
すでに温州みかんのように育っております(笑)
黄色い大きいのは『かぼす』♪です。
これもまた通常の倍くらいに育っております。果汁たっぷりですよっ♪
緑がかっているのは『レモン』♪♪
いやはや、植えているだけでこんなに育ってくれるんですから有難いことです。
土は本当にすごい。
小さな苗を植えて20数年、全く放置状態でこんなに実をつけてくれます!!
放置状態なので、もちろん「完全無農薬」です(笑)
ダラクサなボウニンゲン1号は、
野放しにしている柑橘類に感謝でいっぱいです♪
ホントです♪
西南チルドレンズミュージアム大成功!!
寒いの嫌だが冬が好き!
でお馴染みのボウニンゲン5号です。
新型コロナウイルスの影響で例年通りといきませんでしたが、西南チルドレンズミュー
ジアムを無事開催することが出来ました。
リピーターも増え、毎年楽しみに子どもたちが参加してくれていましたが、今年は人数
や時間制限など様々な制約はありましたが感染対策をしっかりと行った上で開催するこ
とが出来ました。
参加者の皆さん、スタッフには感謝です。
いつもは参加者も多いためバタバタしてますが、今年はゆっくりスタッフがお手伝いし
てます。
偏光板ステンドグラスやサンタさんへのメッセージボックス、クリスマスオーナメント
を作りました。
親子で協力しながらとても素晴らしい作品ができました。
来年はいつも通りに...
ではまた!
いよいよ西南チルドレンズミュージアム!!
こんにちは!
ボウニンゲン4号です。バイク通勤には厳しい寒さが続きます・・
コロナ禍に振り回された今年も残り1ヶ月を切りました。
子どもたちにとっても、ストレスの多い一年になったと思います。
さて、弊社は社会貢献活動として「西新チルドレンズミュージアム実行委員会」の事務局をさせていただいています。
その活動内容を簡単に説明しますと、科学実験やものづくりなどを通して子どもたちの感性を育み、校区や学年を横断して交流できる遊び場を地域につくるというものです。
詳しくはホームページをご覧ください。
2005年に、大学の先生や地域の事業所の方々と設立してから、毎年多くの子どもたちが参加してくれており、今では毎年2,000人を超す事業となりました。
今年はコロナの影響で一時開催が危ぶまれましたが、実行委員会で協議を重ね、感染対策をしっかりと行った上で少人数の申し込み制にして開催をする運びとなりました。
※申し込みは終了しました。
私たちとしましても、初めてのスタイルですので不安な部分もありますが、このチルドレンズミュージアムに参加する事を通過点とし、12月のビックイベントであるクリスマスでイベントが完成するようにプログラムをつくりました。
詳細は後日また書きます。
兎にも角にもはやくこの状況を打破し、来年は多くの子どもたちと出会える事を願います。
ではまた!
憧れのガレージスペース
ついに革パン生活が始まりました、3号です。
私は、以前400ccのバイクに乗っていましたが
一度、免許を国に返却させられ、 再度、車の免許を取り直し、今は原チャリに乗っています。
寒くなると革パンを履いて、
いかにもでかいバイクに乗ってる風で原チャリ通勤していますが、
先日、オイル交換のため、
長年お世話になっているバイク屋「アラメダ」さんに行ってきました。
場所は、福岡市早良区石釜。周りには何もありません。
たまに暴走族が目の前を通り過ぎる以外は、 静かでいい所です。
「秘密の隠れ家」「憧れのガレージ」「大人の遊び場」
という感じで お店の雰囲気も大好きです。
そして、オーナーさんがクレイジーでいい人なんです。(クレイジー部分は省略します)
バイク屋として、当たり前と言えばそうなんですが故障した時は、
嫌な顔をせず直ぐに駆けつけてくれ、原因や今後の対処法など即座に対応してくれます。
何よりバイク愛が溢れ出てます。ダダ漏れです。
この日も、様々な職種・年齢の人が気軽に立ち寄り、
私も含めて初めて会う人同士が談笑していました。
人を集める場所の力、人を惹きつける人柄がこの店の魅力です。
憧れの場所、好きなものへのこだわり、仕事の在り方など
色々と感じることができた1日でした。
バイク購入の際は、ぜひ「アラメダ」へ。
小型映画、デジタル化計画 【番外編】
ボウニンゲン2号です。
今回は番外編として、とある機器を紹介します。
8ミリフィルムの編集をするときに使っていた「スプライサー」という機器です。いろんなものがブラックボックス化してしまった現在において、絶対的アナログ的に、なにせ物理的に「切って」「貼って」する機器を改めて触っていると、それだけで楽しくなります。
では早速・・・。
8ミリフィルムの編集というは、フィルムそのものをリアルに「切って」「貼って」するわけですが、「貼る」には「ボンドで貼る」か「テープで貼る」かの二つの方法があります。ただ「ボンドで貼る」のは高い技術力と「乾くまで動かせなくなる」という制約があるので手軽ではありません。なので「テープで貼る」のが一般的です。
これが「ロールテープスプライサー」。
これが「編集用テープ」です。パーフォレーション(フィルムを送るための穴)を塞いでしまわないように穴が空いています。これで前後のフィルムをつなぎ合わせるわけですね。
ところが、ここで問題が。
サイレント(無音)の映画なら問題ないのですが、8ミリ映画でも音は入ります。この場合は前回で書いたとおり、フィルムに磁性体が貼り付けてあります。
なので、磁性体にまでテープを貼ってしまうと、その部分だけ録音できず、映写するとブツブツおとが途切れてしまいます。
そこで開発されたのが「ステレオサウンドスプライサー」!
実は「ロールテープスプライサー」でも片方の磁性体にはテープは貼りません。が、せっかく磁性体が2本あるなら両方使いたいですよね。
で、その作業手順とは?
なんだかややこしいですね。順を追って見ていきましょう。
先ずは前後のフィルムをカットします。
ここでは分かり易いようにリーダーを付けることにします。
なお、本来ならフィルムの編集は手袋をしないといけません。手の油が付いてしまうと後々カビ発生の原因となるからです。まぁ、今回は不要なフィルムを使っているので素手でいきます。
カットするのはこの部分、断裁機のようになっています。
カットします。
つなげるフィルムをセットして、ひっくり返します。
ひっくり返したことで、磁性体のある面が下になりました。そこでテープを貼ります。
今度はテープをカットします。
カットするのは3箇所、赤いラインの部分です。
カットしたらフィルム部分は元に戻します。
すると、さっきカットしたのは3箇所だったので、テープのこの部分が残っています。
これを持っていきます。
持っていって貼ります。
これで磁性体の部分を避けて、両面にテープを貼れました!
いかがでしたか?
30年ほど前、僕が初めてこのスプライサーを見たときはかなり感動しました。
なんかこう・・・これを開発した人の執念みたいなものを感じませんか?
「これがこうなったら、ここがこうなる」のが分かる機械。
すごく魅力を感じるのは僕だけでしょうか。
では、今回はここまで。ありがとうございました。