小型映画、デジタル化計画 その2
1カ月のご無沙汰です。ボウニンゲン2号です。
では、前回の続きを。
前回ご紹介したスキャナーで、画についてのデジタル化には目途が立ってきました。細かい部分については色々と問題があるのですが、ともかくも。
ただ前回も書きましたが、フィルムには音(セリフとか音楽など)も入っています。これは1秒に18コマとか24コマで再生(映写)しないと取り出せません。ちなみに8ミリフィルムの音声はフィルムに付けられている磁性体に録音されています。
まあ、フィルムにカセットテープの細~いものを貼り付けてあると思えばいいです。(茶色い部分ですね)これが2本、1トラックと2トラック。ステレオの右と左と言うよりは、セリフと音楽といった使い分けになります。え?「カセットテープって何ですか」ですって?あ~、それはご年配の人に聞いて下さい。
ということで、押入の奧から取り出しました。
これが「映写機」です。
25年ぶりくらいでしょうか。
まあね、問題なく動くとは、なかなか期待薄なわけですが・・・。
電源コードをつないで、スイッチを入れてみます。
動きました!!! モーターは回っています!!!
が、ファンやフィルムを送るギアまでは動きません・・・(泣)
では、ご開帳。
え~、モーターライズを駆動源にする機械は、無理な力がかかった際に、その機械が壊れないように、先ずはその回転運動をゴムベルトを使って各機械装置に伝えることが一般的です。(自動車などもそうですね)で、なにせ「ゴム」ですから、時間が経つと劣化し、切れます。この映写機も例外ではなく、そこにあったであろうゴムは無くなっていて、探してみましたが、跡形もありませんでした。(どこに行ったんだろう・・・?)
はい、万事休す、です。グッデイにでも行って使えそうな輪ゴムでも買ってこようかとも思いましたが、今はネットの時代、とりあえず「8ミリ映写機・修理」とか入れて検索してみると・・・。
あるやないですか!ゴム、売ってますやん!それも福岡やん!
IDシステム研究所 <https://idsystemrab.com>
捨てる神あれば、拾う神ありです。
店舗ではないということですので、メールして、お金振り込んで、送ってもらいました。
つくづく、凄い時代です。で、さっそく取り付け。
これで、メインのモーターから映写機内の様々な部分が駆動していきます。
音声の取り込みは、映写機>>>ビデオカメラ>>>HDDレコーダ->>>DVD>>>PC、としました。音だけだと、どこに入っているか分からなくなるので録音時に画の情報(タイトル写したり、タイムコードとか)を入れておけば後でシンクロさせやすいかなという作戦です。
ちなみに映写機のランプは当然のごとく切れてますので、映写機から映像を映すことはできません。残念ですが。
で、意気揚々と始めたのですが・・・、フィルムの編集点のテープが、これまた劣化していて、映写機にかけてると切れること切れること・・・、その都度テープでつなぎ直さないといけない・・・。テープの在庫も心配ですが、一応amazonで買えることは確認できてるので(これにも驚いたけど)高騰する前に買っておくことにします。
やはり、ライフワークです。
それともう一点、これが最大の敵かもしれない。